運転免許証を紛失して気づかなかったことはありますか?いつも携帯しているからこそ、運転免許証をなくしてしまうということもあると思います。
私は、いつも携帯することを忘れないように財布に入れていますが、他のカードも財布に入れており、うっかり買い物時などに落としてしまったことがありました(笑)
その時は、落としたことを気付いたので、すぐに拾って事なきを得たのですが、気付かなかったら大変なことになっていました。
そこでこの記事では運転免許証を紛失した場合のデメリットやリスクはあるか?そして紛失したあとの再発行の方法をご紹介します。
また、紛失したら運転免許証のゴールドは消えてしまうのかなども調べてみました。
免許証紛失後の6つのリスクとデメリット
運転免許証の紛失には、いくつかのリスクが関連しています。主なリスクをご紹介します。
- 個人情報の漏洩
- 運転免許証には氏名、生年月日、住所などの個人情報が記載されています。これらの情報が悪意のある第三者に悪用されるリスクがあります。
- 不正利用
- 紛失した運転免許証が第三者によって不正に使用される可能性があります。例えば、身分証明書としての利用や、不正な契約の際の身分証明として利用されるリスクが考えられます。
- 罰金や手数料
- 再発行の際には手数料が発生することが一般的です。また、免許証を所持していない状態での運転は違法となり、罰金や点数の減点が課される可能性があります。
- 手間と時間
- 運転免許証の再発行には、手続きに必要な書類の準備や、免許センターへの訪問など、時間と労力が必要です。
- 精神的ストレス
- 免許証の紛失による不安や、再発行の手続きに伴うストレスが考えられます。
- 運転の制限
- 免許証を所持していない期間中は、法的に運転ができません。これにより、日常の移動や仕事、生活に支障をきたす可能性があります。
紛失を防ぐためには、定期的に免許証の所在を確認する、財布やバッグの中の整理整頓をする、紛失防止のグッズを使用するなどの対策が考えられます。
もし紛失に気づいた場合は、速やかに再発行の手続きを行い、必要に応じて警察に届け出てくださいね。
運転免許証が見当たらない!紛失時に取るべきステップ
運転免許証がなくなったときのリスクをご紹介しました。次は運転免許証の紛失した時の正しい対応手順を見ていきます。
- 再確認
- まず、運転免許証が本当に紛失したのかを確認します。財布やバッグ、車の中、自宅など、よく利用する場所を徹底的に探してみましょう。
- 警察署に届け出
- 免許証の紛失を最寄りの警察署に届け出ます。この際、紛失した場所や状況、最後に免許証を見た時刻などを伝えると良いでしょう。
- 信用情報機関への問い合わせ
- 運転免許証の紛失や盗難のときは3つの日本信用情報機構に連絡します。
- 運転の自粛
- 免許証が手元にない間は、運転を避けるようにしましょう。免許証なしでの運転は違法です。
- 再発行手続き
- 最寄りの運転免許センターまたは試験場で免許証の再発行を申請します。必要な書類や手数料、写真などを準備しておく必要があります。
- 紛失防止策の検討
- 再発行後、再び紛失を防ぐための策を考えましょう。例えば、カードホルダーの使用や、紛失防止のタグやグッズの使用などが考えられます。
これらの手順を踏むことで、運転免許証の紛失によるトラブルや不安を最小限に抑えることができます。それでは、詳しく見ていきます。
運転免許証を紛失したらまず警察署に届け出る
運転免許証を紛失した場合、まず警察に遺失届を出してください。最寄りの交番で提出可能です。
警察署へ届け出をしていなくても再交付の手続きはできますが、まずは紛失したことを警察へ連絡入れると良いと思います。
最寄りの交番に遺失届を出すわけですが、その前に電話で連絡を入れておくと更に良いと思いますよ。
3つの信用情報機関へ問い合わせる
- CIC(指定信用情報機関)
- 金融機関やクレジットカード会社などが加盟している信用情報機関で、個人の金融取引履歴や信用情報を収集・管理しています。
- JICC(日本信用情報機構)
- 主にクレジットカードやローンの取引履歴を収集・管理する信用情報機関です。
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
- 個人の信用情報を集約・管理する機関です。
信用情報機関は、消費者の金融取引履歴や信用情報を収集・管理し、金融機関などの加盟企業に提供しています。
悪用されるまえに連絡しておくのをおすすめします。
運転免許証の再発行の手続きの方法
運転免許証を紛失しても、すぐに見つかれば良いですが、見つからない場合は再発行の手続きが必要になります。手続きの仕方を説明させてもらいますね。
免許証再交付手続きは、ご自分がお住まいの都道府県にある運転免許センターで手続きを行います。
代理人等の利用はできないので、再交付を受ける場合は必ず本人が行って手続きをしてください。
運転免許証の再発行に必要なもの
再交付に必要なものは
- 再交付手数料2,250円
- 住所と氏名、生年月日が確認できる書類(保険証、パスポート、社員証、学生証、住民票、在留カード、特別永住者証明書等です。住民票は、マイナンバーが記載されていないものやコピーは不可です。)
- コピーは不可なので、現物を持参すること、IC免許証の場合は、暗唱番号が必要なので確認しておきましょう。
- 申請用の写真1枚(縦3センチ×横2.4センチのもの、無背景で申請前6カ月以内に撮影したもの)
- 写真は持参しなくても、運転免許試験場に証明写真機があるので、再発行場所で撮影が可能です。
- 2組の4桁の番号
- 印鑑
※必要なアイテムや書類の詳細、料金などは場所や日によって変わることがあるので、事前にホームページや問い合わせをしておきましょう。
※写真は場所で撮影することもできますが、自分で用意して持ってくることもできます。
~必要な書類~
- 運転免許証再交付申請書
- 運転免許証紛失盗難顛末書
どちらも、運転免許センターにあります
運転免許証を再交付してもらうまでの期間
運転免許試験場や運転免許センターで再発行手続きをすると、30分から1時間ほどで、即日交付してもらえます。
警察署で手続きをすると、後日交付になります。急いで免許証が必要な場合は、運転免許センターを選ぶと良いでしょう。
また都道府県により、警察署では手続きできない場合もあるので確認が必要です。
無くなった運転免許証が見つかった!そんなときはどうする?
運転免許証が無くなったので、新しい免許証を再発行したのに後日見つかった。なんてことがあるかもしれません。それはそれで、どうしようと思いますよね。
再発行したあとに運転免許証が見つかったときは、すぐに近くの警察署に連絡して、前の運転免許証を返納しておきましょう。
このときに新しく取得した免許証も一緒に持っていってくださいね。
運転免許証の紛失の再発行でゴールドは消える?
5年間無事故無違反のゴールドの運転免許証で、紛失した場合はゴールドが消えるのか?と心配ですよね。結論から言いますと、運転免許証を紛失してもゴールドは消えません。
紛失して再交付を受けても、違反ではないのでゴールドは変わりませんでした。
運転免許証のゴールドの条件は?
では、改めましてゴールド免許の条件について説明させてもらいますね。
ゴールド免許とは、運転免許証の有効期限が書かれている部分の背景が帯状にゴールドで塗られているもののことを言います。
これを俗に「ゴールド免許」と呼んでいます。
~ゴールド免許になるための条件~
それは、5年間無事故無違反でいることです。
免許の有効期限の年の誕生日から41日前の日以前の5年間という意味です。
理由は、無事故・無違反の判定が免許更新の年の誕生日40日前に行われるからです。
無事故・無違反とは、交通違反点数制度による違反点数がつかないことを言い、例えば、無事故とは人身事故がないことで、物損事故には点数がつきません。
違反について、違反の種類と点数が決められており、例えばシートベルトを装着していない場合や、運転中に携帯電話を使っていたりするという違反の場合は、1点となり、こういった軽い違反でも取り締まりを受けたらゴールド免許は得られません。
運転の頻度が高い人が、5年間無事故・無違反は難しいことですね。
私の知り合いの話になりますが、知人は、ずっとゴールド免許でいつも安全運転でした。
ある時、一時停止の場所で自分としてはブレーキを踏み一時停止をしたのですが、取り締まりを受け一時停止をしていなかったということで減点され、ゴールド免許ではなくなったことがありました。
一時停止のマークを無視したわけではなく、きちんとわかっていて違反をしたつもりはなく、一時停止をしたつもりでいたにも関わらず、していなかったと取り締まりを受けてしまいゴールドではなくなったという話でした。
免許証の紛失に気づかなかった!再発行の方法とデメリットのまとめ
運転免許証をなくしてしまい、気がつかなかったが、その後に紛失に気づいたときにはどのように対応すれば良いかを説明してきました。最後に免許証の再発行方法を簡潔にまとめています。
- まず、紛失を確認
- 免許証が本当に紛失しているか、もう一度しっかりと確認してください。あわてず、落ち着いて探しましょう。
- 紛失届を提出
- 免許証が紛失していることが確定したら、最寄りの警察署に紛失届を提出します。
- 必要な書類を準備
- 再発行手続きには、以下の書類が必要です。
- 写真(規定サイズ)
- 身分証明書(健康保険証、住民票など)
- 再発行手続きには、以下の書類が必要です。
- 免許証の再発行
- 最寄りの運転免許試験場や運転免許センターで再発行手続きを行います。手続きには手数料が必要となるので、忘れずに持参しましょう。
- 注意点
- 免許証を再発行するまでの間、運転は避けてください。運転免許証がない状態での運転は違法です。
- 紛失した免許証が再発行後に見つかった場合、その免許証は使用できません。適切な場所(運転免許試験場や警察署)に返却するようにしてください。
免許証の紛失は焦ることも多いですが、適切な手続きを踏むことでスムーズに再発行することができます。紛失に気づいたら、上記のステップに沿って対応しましょう。