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キツネは何科の動物?生息地や食べ物は?どんな動物?

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一度は誰もが絵本や図鑑で見たことがあるなじみのあるキツネ。

人の顔を“ネコ顔”や、“タヌキ顔”、“キツネ顔”と例えることもありますよね。

そんなキツネは一体、何科の動物で、どこにいるのでしょうか?

ここでは、

  • キツネは何科の動物で、生息地はどこ?
  • もし見つけたら、触れたり、食べ物を与えてもよいの?
  • またペットとして飼うことはできる?
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キツネは何科の動物?

キツネというと、ピンっととがった三角の耳に、大きなモフモフのしっぽ。

昔話に出てきて、人をだましたり、ずる賢いイメージの動物としてなじみがありますよね。

また神社の神様の霊獣として仕えてきたとされてきました。

キツネは哺乳類(子は母親から分泌される乳から育ち、肺呼吸をする)で、食肉目のイヌ科キツネ属の動物です。

狭義にはキツネ属の一種『アカギツネ』のことをいい、日本には亜種『ホンドギツネ』と別亜種『キタキツネ』が存在します。

種類が多く、世界にはアカギツネの亜種が40種類近く存在しています。

日本のキツネは、赤褐色か褐色の毛皮で、尻尾は長く、眼は猫のように縦長の瞳孔で、夜行性です。

嗅覚、聴覚が発達していて、記憶力もあります。イヌに近い存在です。

キツネの生息地はどこ?

世界では、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸、北アフリカに分布し、世界中の草原や森林、山地、砂漠、都市部と幅広く適応し生息しています。

日本では、主に森林で生息し、日本の至るところにおり、北海道に『キタキツネ』、本州や四国や九州に『ホンドギツネ』の2亜種が生息しているといわれています。

キツネは人里近くまで広く分布していますが、近年、環境省の調査で日本のキツネの分布が減少している可能性があるということです。

棲む場所によって容姿も日本のキツネと違います。

暑い地域に住むキツネは、放熱できる耳を持ち、反対に寒い地域に住むキツネは、熱を逃がさないように小さな耳を持っています。

毛皮も、寒冷地ではアカギツネが黒色化した灰黒色の『ギンギツネ』。

北極では冬は白く、夏はグレー色になる『ホッキョクギツネ』と様々な種類がいます。

他にも、ヨーロッパやアメリカで身近な『アカギツネ』、北アフリカの砂漠などにいるペットとしても人気の『フェネック』などもいます。

キツネは何を食べる?

キツネは肉食に近い雑食性といわれています。

うさぎや野ねずみ、りすなどの小動物。木の実や果実。昆虫、鳥の卵。他にも人間の残飯や外で飼っているペットの餌の残りなどを食べ、家畜のニワトリが被害にあったことも報告されています。

キツネは嗅覚と聴覚が発達しており、賢い動物。

エサが手に入るゴミステーションなどを見つけると、そこを覚えて寄ってくるようになります。生ごみなどを放置しないようにしましょう。

また餌を与えた場合も、覚えているので寄ってきます。餌付けはよくありません。

ペットとして飼われているものは、ドッグフードやキャットフードが主で、野菜や果物をバランスよく与えます。

バランスよく摂るのは人間と同じですね。

イヌと同じで、チョコレートやタマネギ、ニンニクは有毒なので与えてはいけません。

キツネの性格や特徴は?どんな動物?

キツネは全長50~90㎝。尾長30~55㎝。体重3~14㎏。

日本のキツネは、体長54~79㎝。尾長32~48㎝。ホンドギツネよりキタキツネのほうがやや大型です。

寿命は、飼育環境が整っていれば10~15年。野生下では狩猟・事故・病気などで2~4年で命尽きるものが多いようです。

キツネは夜行性ですが、明け方や夕方の明るい時間帯にも餌を探して一日中活動しています。

家族単位で生活をし、グループで生活していたという事例もありますが、一般的には群れを形成しません。

非常に警戒心が強く、臆病なので、こちら側が何かしなければ襲ってくることはほぼありません。

けれど、好奇心が強い一面もあり、近年では人に慣れ、近寄り、観光客に餌をねだるようなこともあり問題になっています。触れない、餌を与えないようにしましょう。

キツネは飼える?

キツネは野生動物ですので、鳥獣保護管理法でペットとして飼うことは原則として禁止されています。

野性味のある動物なので、ペットにはあまり向いていないようです。

それでも飼いたい方は、棲む場所の確保や、糞尿はかなり臭いがありトイレを覚えないことが多いのでトイレ対策をし、診てくれる病院を探しましょう。

鳴き声で近所迷惑になることもあるようです。

責任を持って飼うことが必要です。

日本ではペットとしてはあまり流通しておらず、里親募集やブリーダーからの購入は少ないです。

また、ブリーダーを個人で探すのは難しいので、珍しい動物が販売されているエキゾチックペットショップに交渉してみるのがよいでしょう。

正式な手順をふめば輸入は可能のようです。

ちなみに『フェネック』というイヌ科キツネ属のなかで最も小さく、大きな耳で愛らしい眼、体長30~40㎝、体重1~2㎏といった種類のものが、非常に人気が高く、ペットショップやブリーダーで60~100万ほどで販売されているようです。

他にも『アカギツネ』や、主にロシアで飼われており100万はするという『ギンギツネ』、ギンギツネを改良した『ナレギツネ』がペットとして扱われています。

野生キツネを見つけたら触ることが出来る?

野生のキツネを見つけても触ってはいけません。

なぜならキツネには、『エキノコックス』という寄生虫の卵が棲みついているからです。

『エキノコックス症』は、寄生虫エキノコックスの卵が体内、主に肝臓に入ることで起こります。潜伏期間は10年と長く、発症すると肝機能障害が起きて死に至ることもあり、日本では北海道のキタキツネが主な感染源となっていて警戒されています。

キツネの小腸内に寄生し糞便と一緒に排出され、これによって汚染された沢の水や食物、ほこりなどを人間が口にすると感染します。

ですので、観光地などで野生のキツネを見つけても、呼び寄せたり、餌付け、触れてはいけません。遠くから見守りましょう。

そして帰宅したら、しっかりと手を洗いましょう。

すべてのキツネにエキノコックスが棲みついているわけではなく、動物園などでは、感染されていないキツネを扱っているので怖がらなくても大丈夫です。

キツネは何科の動物?生息地や食べ物のまとめ

  • キツネは食肉目のイヌ科キツネ属の動物。
  • キツネは世界では、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸、北アフリカに分布
  • キツネは日本の主に森林の至るところに生息。
  • キツネは肉食に近い雑食。
  • 野生動物のキツネはペットとして原則飼うことは禁止。
  • 野生のキツネは寄生虫がいる可能性があり触らないように。

キツネは野生の動物なので、人間がマナーを守り、共に生存することができるようにすることが大切ですね。

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