冷蔵庫を開けて「長芋を腐らせてしまったかもしれない！」と焦った経験はありますか？私は日常茶飯事です。特にとろろ用に買うといつも使い切れません…。
一本すべて破棄するのは勿体ないので、出来ることならば腐った部分だけ取り除いて消費したいですよね。
今回は長芋の腐った部分を取り除けば安全に食べられるのか？酸っぱい臭いがするような気がするけど、腐っているサインは？といった、長芋の疑問について解説していきます。
長芋の腐った部分を取れば食べられる？
長芋が腐っているときは、食べない方がいいでしょう。
腐った部分を取り除いて、綺麗なクリーム色をしている部分が出てきても、長芋全体で腐敗が進んでいるため食べるのは控えておくべきです。
例えば、腐っている原因がカビの付着によるものだった場合は、一見綺麗に見えても、目で確認できないカビ菌が中にも潜んでいる可能性があります。
⇨参考：東京顕微鏡院
他にも、長芋が腐っているときは臭いや感触、味にも変化が出ますので、少し味見をしてみて異常を感じた場合も破棄すべきでしょう。
一方で、腐っているように見えるだけで安全に食べられる場合もありますので、次はその見分け方を説明します。
長芋の切り口が茶色やピンク・黒・黄色になったのは食べられる？
長芋はリンゴやバナナと同じように空気に触れると酸化する特徴があります。
カットした切り口が茶色やピンクに変色している場合は、ポリフェノールの酸化による変色が原因と考えられますので、食べても問題ありません。
しかし、保存期間が長く新鮮ではない場合に茶色やピンクに変色することが多いので、早めに食べるようにしましょう。
⇨参考：やませ長芋
時々、とろろ用にすりおろしたすぐ後に、茶色く変色する場合があります。
これは同じようにポリフェノールの酸化現象と収穫する時期が早く、長芋の成長が未熟だった場合も考えられますので、食べても大丈夫です。
一方、切り口が黒や黄色に変色している場合は、腐敗が始まっている証拠です。腐りかけの状態なので食べない方が良いでしょう。
また、茶色やピンク色でも、表面に綿状の付着物がある場合や臭いや味に異変を感じた場合は、食べることは控えましょう。
色がクリーム色以外の場合はよく観察してから慎重に食べたほうが良いです。
長芋の酸っぱい味やニオイは食べられる？
長芋に限らず、食材の状態をチェックするには、味や臭いといった五感による確認も重要です。
つんとした鼻につく臭いがしたり、カビ臭かったり、異臭がする場合は、腐っている可能性が高いです。
また、味見をしたときに、酸っぱく感じたり、苦みがあったり、本来の味が損なわれていたりする場合も腐敗しているサインです。
このように味や臭いに少しでも異変を感じた時は食べるのは控えましょう。
長芋が腐ったときはどうなる？
長芋が腐ったときは先ほど述べた味や臭いの異変以外にも様々な変化が出ます。
例えば、固いはずの長芋の表面が溶けてドロドロやブヨブヨになっている時や、表面がシワシワになっている時は、腐っているサインです。
見た目に張りがないときもいい状態ではないので腐りかけと言えます。
触ったときにおかしいと感じたら食べるのは控えましょう。
また、変色している部分を切り落としても、中身が黒や黄色になっているときは長芋全体で腐敗が進んでいます。
腐った部分だけを切り落とすことは出来ないので諦めてすべて破棄しましょう。
他にも綿状の付着物がある場合は、カビが発生しているので食べると危険です。
見た目や味、臭いに少しでも異変を感じた時は腐っているのでは？と慎重に観察してください。
長芋の腐った部分を取れば食べられる？切り口が茶色や酸っぱいのは？のまとめ
長芋が腐っていたら、腐っていた部分だけ取り除いても、中までカビの菌が入っているので取り除いても食べることは避けましょう。
長芋が腐っている可能性があるときの対処方法を3つ簡単にまとめておきます。
- 腐っているときは中まで腐敗が進んでいるので、食べない
- 茶色やピンク色は酸化しているだけの可能性がある。
- 綺麗に見えても酸っぱい味やニオイがするときは腐っているので、食べるのは控える
以上が、長芋が腐った？と思ったときに観察する注意点です。
冷蔵庫で眠らせてしまった長芋を料理に使う際は参考にしてください。
読んで頂き、ありがとうございました。
