長芋ってネバネバが体によさそう、夏バテにもいいんでしょ?というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、スタミナ食材長芋を徹底分析!
体に良さそうだけど毎日食べるとどうなるの?どんな効果がある?そんな疑問にお答えします。
毎日食べると得られるうれしい効果や、簡単な調理法、食べすぎるとダメな理由も併せてご紹介していきます。
長芋は毎日たべてもいい?
季節を問わず手に入りやすい長芋。
実は栄養価が高く、「山うなぎ」と呼ばれるくらいスタミナ豊富な食材です。
滋養強壮に優れ、様々な効能があることから「山薬(さんやく)」という漢方薬として使われています。
薬膳料理では、肺を潤す・便秘解消・滋養強壮食品として重宝されているんです。
長芋は適量を守れば毎日食べてもいい食材。
他のイモ類と比べて低カロリー、それに生でも食べられます。
むくのが面倒な皮は、ひげ根をコンロで焼いてしまえばオッケー。
皮のまま食べる方が栄養価が高くなります。
加熱すればホクホク食感が楽しめ、生で食べればシャキシャキ、すりおろしてねばねばトロトロの食感に。
レシピもたくさんある長芋は、毎日食べやすい食材と言えます。
長芋を毎日食べるとどうなる?嬉しい効果とは?
長芋を食べることで実はとってもたくさんの、嬉しい効果が期待できます。
- 血糖値の上昇をおさえる
- 食物繊維が豊富で便秘解消にいい
- 疲労回復
- むくみ防止
- 免疫力アップ
などがあります。
血糖値の上昇をおさえる
長芋にはジアスターゼという、消化を助け、血糖値の上昇をおさえる成分が含まれています。
ただジアスターゼは熱に弱い成分なので、生で食べる方が効果が期待できます。
食物繊維が豊富で便秘解消にいい
特有のぬめりと、成分のうち80パーセントが水分であるということ、そしてたくさんの食物繊維で便秘解消にも役立ちます。
- 疲労回復
- 免疫力アップ
長芋に含まれているビタミンB1という成分は、糖質をエネルギーに変えてくれます。
ただこちらも熱に弱いので、すりおろしてご飯と一緒に食べることで、この効果が得られやすくなります。
むくみ防止
体内の水分を排出するカリウムを含んでいるので、むくみ防止になります。
食物繊維も豊富でむくみにも効果的とあれば、ダイエットにももってこいですね。
長芋の1日の適量は?
長芋には、とてもたくさんの栄養があることが分かりました。
ダイエットや疲労回復効果、免疫力アップなどのいろいろな効果は、ぜひとも取り入れたいところ。
家族の健康を考えている主婦のみなさんは、毎日食べたらいいかもと思うかもしれませんね。
ですが何事にも適量はあります。
長芋の一日の適量は、およそ100gとされています。
長芋100gは、だいたいとろろ蕎麦1人前、長芋短冊1人前くらいでしょうか。
長芋はイモ類ですので満腹感を感じやすいですよね。
たくさん食べすぎて、ほかの食材が食べられなくなったら栄養が偏ります。
そうならないためにも、一日でバランスよくいろんな食材を採りましょう。
そのためには少しずつメニューに加えるのがオススメです。
長芋を食べ過ぎるとどうなる?
栄養豊富な長芋ですが、食べすぎによるデメリットもあります。
イモ類の中では100g64kcal、糖質は14.1gと低カロリー低糖質ですが、野菜の中ではカロリー・糖質共に高め。
すりおろしてとろろで食べようとすれば、噛まないので満腹感を感じにくく、食べやすいためについ食べすぎてしまうかも。
ダイエット目的であれば、メニューのバランスと調理法を考慮する必要がありそうですね。
便秘解消に効果のある成分が含まれていますが、それはつまり下痢しやすくなるというデメリットもあるということ。
食物繊維をたくさんとるとお腹が張って、おならがたくさん出るということも。
長芋はアレルギー物質も含んでいて、食べすぎることでかぶれや湿疹、蕁麻疹などが現れることもあります。
なんらかのアレルギーがある方は注意して食べる方がいいでしょう。
特に子供は消化器官が未発達なこともあり、食べすぎないように注意する必要がありそうです。
長芋は毎日食べるとどうなる?1日の適量と効果のまとめ
長芋を毎日食べることについて、メリットとデメリットをまとめました。
- 長芋は、適量を守れば毎日食べたい食材
- ダイエットや便秘解消など、嬉しい効果はたくさんある
- 1日に食べる量はだいたい100gにしよう
- 食べすぎると、下痢やアレルギーの原因となることも
免疫力アップや疲労回復など、嬉しい効果がたくさんありましたね。
女性にも男性にも、子供からお年寄りまでみんなにオススメしたい食材です。
スーパーで簡単に手に入り、いろんな食感が楽しめる毎日食べても飽きない長芋。
皮をむかずに生で調理できるのは、忙しい人・料理が苦手な人にもピッタリですね。
とはいえ、食べすぎは注意が必要です。
一日の適量を守りつつバランスよく食べるようにしましょう。